裁定買い残高発表値と予測値の推移
このページでは、以下を随時更新します。
・JPXから発表される裁定買い残高および売り残高
・裁定買い残株数から近似計算した裁定買い残高の予測値
・裁定売り残株数から近似計算した裁定売り残高の予測値
・ネット裁定残高(裁定買残高−裁定売残高)
データ更新:2020/7/19
縦軸左:日経平均終値
縦軸右(● ):裁定買い残高発表値
縦軸右(○ ):裁定買い残高予測値
縦軸右(● ):裁定買い残高発表値
縦軸右(○ ):裁定買い残高予測値
※縦軸単位は億円
※黄線は裁定買い残高6000億円ライン
In English
Vertical axis left: Nikkei225 average(closing price)
Vertical axis right (●): Arbitrage buy balance(announced value)
Vertical axis right (○): Arbitrage buying balance(forecast value)
Vertical axis right (●): Arbitrage buy balance(announced value)
Vertical axis right (○): Arbitrage buying balance(forecast value)
※Unit of vertical axis is 100 million yen
※Yellow line is 600 billion yen line
ネット裁定買残高は以下の通り。
ネット裁定売買残高=裁定買残高−裁定売残高
●よく分かる裁定取引の仕組みの解説と裁定取引残高を利用した株のパフォーマンスのあげ方の記事(note)
●裁定買い残高の意味や利用方法は、以下の記事参照。
●裁定買い残高の予測値およびその算出方法、以下の記事参照。
●サイトマップへ
実践的!私の銘柄選びと売買タイミングのノウハウ(note執筆告知)
このたび、noteにてスクリーニングを応用して銘柄を選ぶ方法(実践編)と、想定株価を利用して売買のタイミングを見極めるノウハウを公開しました。
これまでブログやKindle本でスクリーニングについてはたびたび話してきましたが、今回はマネックスの10年スクリーニングをフル活用した銘柄選び方法を紹介しています。
また、想定株価を使った売買のノウハウと、実際の売買の結果をご紹介しています。ブログに乗っていない内容満載となりますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
有料noteですが、途中までは無料で読めるようにしています。
気に入ったら購読してみてください。無料部分だけでもかなり楽しめると思いますよ。
なお、価格は7/17 18:00~20:00までは¥320ですが、以降は¥960に値上げします。
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今回は短いですが、これで終わりです。
裁定取引から日経平均のトレンドを読む方法(note執筆告知)
これまでたびたび裁定取引の記事を書いてきましたが、
なかなか説明しにくいテーマでもあり、このたび裁定取引に関する情報を新たにまとめあげました。
これまでブログでは、裁定取引に対するすべてを説明しきれていませんでしたが、今回は新たに包括的に書き下ろして、noteの有料記事として販売しています。
ただし、裁定取引の仕組み部分については無料で読めるようにしていますので、
気に入ったら購読してみてください。無料部分だけでもかなり楽しめると思いますよ。
なお、価格は6/19 23:00までは¥100ですが、以降は¥330に値上げします。
購入される方はお早めにどうぞ~↓
今回は短いですかこれで終わりです。
ファンダメンタルから株の利益確定のタイミングを考えてみた
あなたはこう思ったことはありませんか??
「株は買うより売るタイミングのほうが難しい!...」って
安いと思えば、買えばいいのですか、それではいつ売るのでしょうか。
(バイ&ホールドこそ善!売りませんという風潮もあるけれど・・・)
私が考える売りタイミングは、大きく分けて3つ。
それは、以下の通りです。
①業績の悪化、長期的な成長が疑わしいなどの情報が明らかになり、今後株価が下落する可能性が高いと判断したとき
②自分自身が算出している妥当な株価よりも大幅に値段が上がり、(会社の正当な価値ではなく)需給や思惑で高値がついたと判断したとき
③他に有望な銘柄があり、資金が必要になったとき
①、③については説明不要と思いますが、②について少し説明しましょう。
私は、株を売買する際に必ず「想定株価」を算出します。
「想定株価」とは、ある株がどれくらいのレンジの値幅で売買されるのが、妥当かという指標です。
※想定株価について詳しく知りたい方は以下の記事参照して下さいね
具体例で説明してみます。
私はイー・ガーディアンという株を1700円で600株買いました。
※イー・ガーディアンについて知りたい方は以下の記事を参照して下さいね
そのときの想定株価は、1620円~2430円です。
(EPS 90円、PERレンジ 18~27として算出)
直近の株価の動きを見てみましょう。
終値ベースでは、3/19にコロナショックで安値1273を付け、その後6/1には2584円まで上昇しました。
これを見ているとモメンタム的にはまだ騰がるような気もします。
しかし、さきほども言った通り、私は想定株価のレンジを1620円~2430円としています。
このレンジが正しければ(ここは割と重要なのですが、検証方法がないのでなんとも・・・自分を信じるしかない)、今の株価は正当な評価ではないと言えます。
というわけで、利確しました。
もちろん、今後、株価がどんどん上がっていき「売らないほうがよかったじゃん!」となるケースもあると思います。
それはそれでもったいないので、今回は半分だけの利確です(今は他に買いたい銘柄もないですし・・・)
「長期でバイ&ホールドするから、俺は売り時とか関係ねーよ。」って人もいるかと思いますが、
(想定株価を使うかどうかはともかくとして)自分が売る水準、買い増しする水準、買い直す水準・・・などなど数字で決めていくのがいいかなと私は思います。
いかがでしたでしょうか。
今回は短いですかこれで終わりです。
なぜ日経平均は急騰したか? 答えは30年負けなしの外国人投資家の敗北
5/26日経平均は21194円(前日比+452円)の大幅上昇で前場の取引を終えています。
それだけでなく、最近は日経平均が強く上昇しています。
そして、今後もしばらく上昇が続くとみているので、今日は日経平均急騰の裏で起きていることをまとめます。
まず第一に、買っているのはだれか?
それは日銀です。
日銀は、2020年3月4週~5月第2週までに2兆円買越しており、唯一の買い主体となっています。
※ニュースモーニングサテライト(2020/05/26)より引用
JPXが発表している投資主体別の売買で見ても信託銀行(=日銀)の買いが目立っていることがわかります。
※JPXデータを基にmaster_k編集(東証1部2部の週ごとの売買額。現物のみ)
一方で、売っているのは誰でしょうか?
それは外国人投資家です。モーサテのグラフでも、私のまとめたグラフでも、外国人が大幅に売り越していることが分かります。
これは極めて珍しいことで、下記トウシルの記事によると、過去30年間、日本株は外国人が買えば上がり、外国人が売れば下がることが続いてきたとのことです。現在は外国人が売っているにも関わらず、株価が上がっているのです。
ところで、外国人投資家はここまで売り続けられるほど、現物株を大量に持っていません。
当たり前ですよね。
だからこそ、先物売り中心に空売りしているのです(前述のモーサテのデータでは先物5.2兆円、現物3.7兆円)。
その大量の先物売りを誰が引き受けるか?
売っている外国人がいれば買っている人もいる、というのがポイントです。
その答えが国内の証券、金融機関です。
しかし、先物を買うだけでは、リスクがあります。そのリスクを回避するために裁定取引を行っているのです。
※裁定取引についてはこちらの記事も参照。
直近の日本株は裁定売り残高が異常に膨らんでいます。日経新聞にも、「5/11に東証がデータの公表を始めた1991年4月以来で最高の水準となった」と取り上げられています。
そしてそれ以降も史上最高の売り残額を更新し続けています。
裁定売り残高と買い残高の推移。JPXデータからmaster_kまとめ。
縦軸左:日経平均終値
縦軸右(● ):裁定買い残高発表値
縦軸右(○ ):裁定買い残高予測値
縦軸右(● ):裁定買い残高発表値
縦軸右(○ ):裁定買い残高予測値
裁定売りとは、「現物株式の売り」と「先物買い」のペアです。
外国人が先物を売り、その買いを国内証券会社、金融機関が引受ける。そのリスクを回避するために裁定取引で現物を売っているのでしょう。
裁定売り残高が異常に膨らんでいる原因がこれまで分からなかったのですが、外国人が先物を売越しまくっている事実と併せて考えれば、おそらく上記の推定が妥当と思います。
しかし、外国人にとって誤算がありました。
日本銀行が買い続けたため、外国人投資家の思惑が外れて、日経平均が騰がり続けたのです。
ニュースモーニングサテライト(5/26)によると、外国人投資家の先物売りの平均単価は20402円です。
※ニュースモーニングサテライトより
これが、何を意味するでしょうか?
日経平均はすでに21000円を超えています。
「損切り」ですよ。
外国人投資家は日経平均をショートしたにも関わらず、日銀の強力な買いにより、株価が騰がったのです。
これまで過去30年間で起こりえなかったことが起きた!
いま一番慌てているのは外国人でしょう。
ショートしていた日経先物を買い戻せば、さきほどの裁定取引も解消されるはずです。
そうすると、現物買いが進む。
そうしたらどうなるか?そうですね、現物の株が騰がります。
そして、外国人投資家は手痛いダメージを受けるでしょう。
本当にこんなことが起こるのか?それはここ数週間で分かるでしょう。
もし、私が考えていることが正しければ、現物株価の上昇と裁定売り残高の解消が同時に起こるはずです。
楽しみですね。
異常な裁定売りの量と日経平均の不自然すぎる動き、これらがずっとひっかかっていたのですが、ようやく起きていることが分かった気がします。
あなたもよーく、見てみて下さい。下図の黒線。これは日経平均の終値をプロットしたものです。イエローのマーカーで囲ったところ、違和感がありませんか??まるでだれかが計ったかのように一定のレンジで騰がってませんか?
誰が日経を買ってるんでしたっけ...日銀でしたよね。日銀が勘や運で動きますか?動かないですよね。おそらく複雑な数式で動いているハズです。チャートにその痕跡が残っているように、私には見えます。あなたにはどう見えますか??
第2回日本株ファンダコンペの投稿銘柄 整理・分析してみた
twitterにて上原さんが開催している第2回 日本株ファンダコンペ!
みなさんはもうcheckしましたか?
あなたがファンダ良好だと思った銘柄を投稿していいねの数を競う企画です。
誰でも応募可能で、優勝者には賞金3万円、賞金総額は7万5千円の賞レースとなっています。
※応募は5/6で締切っています。採点は5/9まで。
まだcheckしていない方は、一度見てみてください! 絶対に損はしませんから。
このファンダコンペの楽しみ方は、応募するだけではありません。
応募された様々な銘柄をハッシュタグ #日本株ファンダコンペ で検索するだけで、
様々な銘柄や、それを選んだ理由を知ることができるイベントとなっています。
さて、、、これらの銘柄を自分でも研究したいという方もいると思います。
しかし! 銘柄をひとつずつ調査していくのは大変ですよね。
投稿された銘柄は90を超えているので、銘柄を追っていくだけでも結構な時間がかかります。
また、人によって、小型株が好き、営業利益が高い株が好き、いやいや売上げや利益率の伸びが大きい成長株が好き!など
様々な好みもあると思います。
というわけで!
僭越ながら私が様々な切り口で応募された銘柄を整理して紹介したいと思います。
※本当は業界研究とか、注目業界とかそういう整理をやれればもっと楽しいのでしょうが、今回はそんな時間は取れないので指標ベースです。
ここから気になる銘柄をピックアップしていけば、あなたの研究もはかどる!ハズッ。
それでは、一つ目の切り口参りましょう!
まずは、収益力。
横軸に営業利益率(直近の年間決算)、縦軸にROEをプロットしています。
これをみると驚異の営業利益率の手間いらずに目が行きますね!
その他にも、営業利益率10%超え、ROE10%超えの高い収益力を持つ企業がたくさんエントリーされていることがわかります。
次に、成長性。
横軸に売上高の伸び率、縦軸に営業利益の伸び率をプロットしています。
(伸び率は3年前と直近の数字から、1年あたり何%伸びたかで算出しています)
ハウテレビジョンがえげつないです。全銘柄でプロットすると、一部のべらぼうに伸びているものしか分からないので、
それらを除いたものも見てみましょう。
どうですか?売上高と営業利益のいずれもキレイに伸びている企業がありますね。
スマレジ、chatwork、スペースマーケット、ダブルスタンダード、ウェルスマネジメント・・・気になりませんか??
次に、割安性(あるいは不人気)。
横軸にPBR、縦軸にPER(予想)をプロットしています。
コロナで先行きが見えない中では、PERは参考値!かもしれませんねぇ~。
AI inside、メドレー、KUDAN、チームスピリットが大人気!
一部のPER/PBRがバカ高いものを除いてみましょう。
ずいぶんと割安(あるいは不人気?)な銘柄がありますね。
最後は事業規模。
横軸に時価総額(億円)、縦軸に直近の売上高(億円)をプロットです。
KDDIが多すぎてなにもわかりませんね・・・
もうすこし拡大しましょう。
さらにもういっちょ拡大しましょうか!
時価総額500億円以下、売上高200億円以下に銘柄がひしめいていますね。
私は小型株が好きなので、このあたりをチェックしていこうかなと思います。
さて、あなたもそそられる銘柄は見つかりましたか??
もし見つかったら、tweetしてみてくださいね!(絶対ですよ??)
それではまた!
●私が主催した第一回 ファンダコンペの記事もオススメです!
コロナショックで急落した株を買ったものの底をかなり外した
コロナショックで様子見モードのみなさんこんにちは。
今日は私がコロナショック時に売買した内容をまとめてみました。
こうやってまとめてみるとクソダサすぎるのですが、まぁそれが実力ということで、、、
大事なのは振り返って、次どうするか?を考えることなんですよね。
まず、「買い」です。
どの株も似たような感じなので、イーガーディアンで振り返ってみます。
この銘柄の場合、直近の安値は1273円、3/27の終値は1512円です。
基本的にはネットセキュリティ関係の会社であり、内需株です。
多少の景気悪化では、売上はそこまで落ちないでしょう。
そして、売上高、営業利益ともに飛躍的に伸びている会社です。
私が買ったのは、最終的に1436円。3/12頃ですね。
つまり安値から163円も外してます。
なぜ外したか?それは簡単で、もっと値下がるかも?と思ってためらったからです。
...底をとらえるのは難しいですね。
というか、ここが底かどうかもよくわからないですしね。
目線を変えて半年チャートで見ると、1500円代でも割安な気がします。
5年チャートで見ても、
2017年初、つまり3年来の安値に見えます。
まぁ、半年後、この会社の業績がどうなってるかはわかりませんしね。なんといってもこの会社の業績は3年前と比較にならないですから、直近の底でなくても構わないじゃないですか!
4月の決算期を待ってから買うのが賢明な気がします。
さて
続いて「売り」
エイトレッドとエイジスは企業分析がイマイチなので売ってしまいました。
他は、景気敏感株と考えているので、これからは露骨に業績が落ちるだろうと考えて売っています。
これらの売りは、今のところZOZOとエイトレッド以外は成功したと言って良いでしょう。
ところで、「長期投資なら売る必要ないのでは?」って意見もあると思います。
私もそう思います。しかし、私の場合はもともと銘柄数を減らして資金を集中したいという背景があり、
コロナショックで急落した銘柄を拾いたかったので資金確保のために売った、といういきさつです。
資金が十分にある人は、こんなことをしなくてもいいんじゃないですかね。
というわけで、今回は「私の売買は冴えなかった」ということと、「急落時に資金がないと投資の選択肢が減る」という話でした。
急落の兆候を掴んだら、投げ売る、そんな行動をする人もいますが、私はそこまでフットワークが軽くないので、、、
ところで一時期は1250万円から910万円まで低下した評価額も今や1010万円まで回復しました。それにしてもジェットコースター相場ですねぇ!
それでは今回はこの辺で。
●リーマンショックで私の資産が減っていった話もオススメです