銘柄選定に役立つ!会社四季報業界地図 171業界4030社の企業データを解説
某株クラのインフルエンサー様も推奨する
会社四季報業界地図を買って読んだところ、
ものっすごいおもしろかった。
その上、銘柄選定にもすごく役立ったので紹介する。
この本は四季報でおなじみ東洋経済新報社が発行しているもの。
最新の2020年版では、171業界4030社もの企業が紹介されている。
今回の業界分類は
①注目業界(5G、東京五輪関係などの19業種)
②大化け業界(全個体電池、脱プラスティックなど8業種)
などを筆頭に以下の大分類とさらに細分化した小分類から構成されています。
・自動車/機械
・エレクトロニクス機器
・情報通信/インターネット
・資源/エネルギー/素材
・金融/法人サービス
・食品/農業
・生活用品/嗜好品
・娯楽/エンタメ
・建設/不動産
・運輸/物流
・流通/外食
・生活/公共サービス
小分類171業界について、業界ごとに詳しく解説されているのが本書の特徴です。
解説内容は、
①業界天気予想
2019年後半から2020年度の業界の市場成長を予測
②業界規模
世界と日本それぞれの市場規模を記載
③業界地図
業界の主要プレーヤーの規模や、強み、特徴などを解説
④四季報記者のチェックポイント
図表を交えてデータで業界のトレンドや最新情報を解説
⑤本文
四季報の業界担当記者が業界の現状を解説
⑥オススメ情報源の紹介
業界をもっと研究したい人向けにウェブサイトや書籍を紹介
となっています。
分かりますか??171業界分の解説がされているんです。
しかも、分かりやすい!
この内容で1300円(税別)は安いですね。
ちなみに私のインプレッションです。
いま私は半導体に注目しており、この業界地図でもよーく確認したことろ...
半導体、半導体製造装置、半導体材料に分別して4ページにわたって解説されていました。
その中から何社か有望な会社を見つけることが出来ましたよ。
つまり、銘柄選定にも使えます。
また、私は2019年に銘柄選定の本を書いたのですが、
その本に対して、クロスパールさんから以下のようなレビューをいただきました。
(以下引用)
(この本の)難点をあげるとするなら、上記の「他社に真似できない・・」「今後成長が・・」の部分を判断するにはどのようなことに注意しておかなければならないのかの説明があった方が良かったかな。
自分の不得意分野や知らない業種だと何がいいのか?判断が難しい。
(引用終了)
非常に的を得た指摘ですよねぇ。私自身は「自分の不得意な分野、業界には投資すべきではない」というのが持論なのです。
しかし、「どんな業界にも詳しくねーよ!」とか、「自分が詳しい業界はこの先、市場縮小するんですけど、どうすればいいんですか?他の業界のことをどうやって勉強すればいいの?」
というような需要もきっとあるでしょう。
現に私自身、半導体には詳しくありませんが、投資するために勉強したいと考えていますから。
そういう方には本書は打ってつけだと思います。
また、勉強するだけでなく、ページをパラパラめくると「あ!そう言えば俺、この業界のこと詳しいわ!」って出会いもあったりします。
うん、いやほんとにこれはオススメです。
社会人としての教養にもなりますしね。
で、最後に注意点です。
これは業界地図なので、主要なプレーヤーや、特殊な(紙面を割いて解説する必要がある)企業が紹介されています。
したがって、小規模な企業は記載されていなかったりします。
なので、小型株の発掘には直接役に立たないですね。もちろん小型株を買うにしても業界研究は役に立つので、間接的には役立ちますよ。
さて、今回の記事は以上です。
読んだことないあなた!一度手にとってみてはいかがですか?