2020年初の小型成長株スクリーニングと売買判断
今回は2020年の大発会で株価が大幅に下がったタイミングでスクリーニングと買いを検討した結果を書きます。
私は逆張り投資が大好きなので、株価が下がるとつい株を買いたくなります。
というわけで、収益にこだわって小型株のスクリーニングと売買判断をしました。
結果は、今買いたい銘柄はありませんでした。
株価が下がり、手元時間があるとついつい買いたくなる。あなたもそんな時がありませんか?
でもね...買いたくなることと、実際に買って儲かりそうか、というのはきっちり分けて考えることが必要です。
買わない勇気!も必要ですよね。これは勝てるタイミングだ!ってのは待ってればいつか来ますから。
●スクリーニング
小型株のスクリーニング条件は以下にしました。
①時価総額200億円以下
②営業利益率15%以上
③ROE10%以上
④売上高5年平均成長率15%以上
⑤営業利益5年平均成長率15%以上
⑥自己資本比率40%以上
なお、私は不動産業は苦手なので、不動産は省きました。
また、PRTIMESは再三に渡って買いだと言ってきてるので、これも割愛しました。
※PRTIMESについて詳しく知りたい方は以下を参照ください。
スクリーニングの該当は7社です。
どれも素晴らしいファンダメンタルです。
私が事業内容を判断できると考え、かつ今後も業績が伸びていくと考えられるのはこのうち5社。
下表の事業の項目に◎と⚪︎をつけています。
ホロン...半導体検査機器
エスティック...ネジ締め機メーカー
太陽工機...研削盤メーカー。DMG森精機の子会社。
MKシステム...人事、労務管理システム
エクストリーム...ゲーム開発人材供給、ゲーム受託開発
中でも気になったのは太陽工機です。逆に言えば、他の銘柄は想定株価に対して割安ではないと判断しました。
※想定株価について詳しく知りたい方はこちら。
太陽工機は精密加工を行う機械を製作する会社です。
この精密加工機器で作った部品でマシーンや製造ラインを作るので、この精密加工機器の精度がマシーンや製造ラインの精度を決定することなります。
モノづくりの産みの親と言える製品を作っています。
特に気になったのはPERです。太陽工機のPERは直近最低レベルを推移しています(逆に言うならば、利益がどんどん伸びてるにも関わらず株価が追従していない)。
こんなことになってる理由は、単純に地味過ぎて、放置されているのではないか?と思います。
じゃあ買えばいいじゃないか?という意見もあると思います。
ただ私は製造業の業績が既にピークアウトしていると考えているので、少し様子を見たいと思います。製造業がヘタれば、必ずこの会社の利益は下がりますから。
その時こそ、この会社の株を思い切って買いたいと思います。
株価下落して、手元資金が厚いと、ついつい買いたくなりますが、手元資金が厚いことと買うべきタイミングは本来、関係がありません。
買うべきタイミングには、手元資金がなくても捻り出して買うべきなのです。
時には買わない勇気も必要...だと私は考えてます。
投資歴10年を超え、ようやく自分をコントロールできるようになってきました。
それでは、今回はこれで終了です。