電子コミックはパピレスが最も業績が良い 株価と他社比較まとめ
コロナウイルス感染拡大の懸念が市場の大きな関心事となっています。
日本も国内の旅行はもとより人が多く集まる場所への外出を控える傾向にあり、まさしくコロナショックの様相を呈してきました。
これから先、感染がどのくらい拡大するか、企業業績がどれくらい悪化するか...そんなことは予測してもしょうがないですよね(外す可能性が十分にある)。
というわけで、コロナの影響をあまり受けず、むしろ外出を控えることにより伸びる消費がないか、私は考えています。
そのひとつが電子コミックです。
国内の電子コミックの市場は2387億円。年率にして毎年20%も伸びる産業です。
さて、電子コミックを提供する企業は日本に数多くありますが、電子コミックをメインとしている企業は極めて少なく、たった3社に絞られます。
他の企業はYahoo、楽天、アマゾン、小学館などの大企業の一部門で、電子コミックという切り口では投資価値がなかったり、
非上場企業で投資できなかったり、
投資先の選択肢が狭いんですね。
だが、それがいいじゃないですか。とりあえず3社を抑えればいいんですから。
さて、その3社は
パピレス(サービスはRenta!)
ビーグリー(同まんが王国)
イーブックイニシアティブ(ebookjapan)
です。
これらのファンダメンタルを比較すればどうでしょう?私はパピレスが最良で、他の2社はイマイチと考えます。
・高いROE(24.9%)
・高い営利率(8〜12%)
・高い売上の伸び(3年で36%↑)
というわけで、現時点で電子コミックで買うならパピレス一択!
どうですか。この売上と営利の伸び...
PERを見てみましょう。2019年5月以降のPERの推移を見ると15.7〜18.7倍のボックスとなっています。
過去3年のPER推移を見ると、16〜20倍で推移してますね。
PERはかなり割安に見えます。
EPSをどれくらいで見積もるかは難しいところです。粗雑だけど、3年前の115.5としても想定株価は1848〜2310円。
株価は安いと考えます。
私は以上のデータから、2/17,18にエントリーしました。
直近底値が2/17の1870円だったので、わずかに外してますが、想定株価からすると安く買えたので満足です。
電子コミックは、外出を控えるムードで更に利益を上げると思いますし、今後も紙のコミックを食いながら伸びていくと思います。
中国をはじめとする海外で売上を伸ばすメーカーが出てくれば、大化けすると思いますが、いろいろ難しいようです。
少なくともパピレスは海外展開に取り組んでますが...
大手タイトルが海外で販売できる時代がくれば業界が大化けするだろうになぁ...そんな会社が出てくるのを待ち望んでます!
それでは、今回の記事は以上です。
電子コミック業界の企業を探すのは、四季報業界地図を使いました。特定業種の企業を探したり、規模や強みを調べるのにとても便利!
想定株価の算出は下記の記事を参考にしてみて下さい。株のエントリーポイントを判断する参考になりますよ。