新型コロナウイルスで株価急落の旅行業 買うならオープンドアか
新型コロナウイルスが感染の広がりを見せています。
これを受け、1/27以降の中国からの団体海外旅行は禁止されました。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO54864620V20C20A1MM8000
日本政府観光局によると外国人観光客の約半数は中国・台湾人ですから旅行業は大打撃でしょう。
https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/191218_monthly.pdf
また、日本国内でも既に4例のウイルス感染の報告が出ているので、日本人による国内旅行も控えるムードが出るでしょう。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200126/k10012259801000.html
既に日本の旅行業の株価は急落していますが、ウイルス蔓延による業績悪化は一時的と私は考えているので、絶好の買い時ではないでしょうか?
業界1位JTB 非上場
業界2位HIS 影響なし
業界3位KNT 急落
エアトリ 急落
オープンドア 急落
ちなみに東証には33業種の中に旅行業はなく、
サービス業と通信業に分かれて存在しています。
また、
・非上場企業が多い
・楽天やヤフーの一部門が参入していて旅行業メインではない企業が多数存在する
ということで、今回のようなコロナウイルス感染拡大時に影響をすぐ調査しようとしても、
分かりにくい構図ですよね。
こういうとき業界地図があれば一目瞭然です。広く浅く企業を知ることが出来るのでオススメです。
※業界地図について知りたい方はコチラ。
さて、上場企業である4社を比較するとトラベルコを運営するオープンドアの業績が際立って良いです。
単純に売上げ、営業利益を比較すれば、ほら。
業界2位HIS 営業利益率2.2%
業界3位KNT 営業利益率0.6%
エアトリ 営業利益率2.8%
オープンドア 営業利益率34.3%
各社の売上高と営業利益の推移はコチラ。
・HISは株価が下がってません
・売上と営業利益は4社とも伸びてます
・営業利益率はオープンドア柄ダントツで高い
というわけで、私が買うならオープンドアですね。
ただ、難しい曲面でもあります。
今回の新型コロナウイルスの話題よりも以前のタイミングから、
オープンドアの株価は長期的に下がり続けています。
2019年のピークでは、PER140倍というとんでもない値になっていましたから
成長期待が剥落して、評価を落としつつあるのでしょう。
現時点でも底が割れたようには思えず、いま買うのは非常にリスクをともなったものと考えます。
買うなら注意深く観察して、小分けにしていくのがいいと思います。
というわけでしばらくウォッチしていきます!