日本株の選び方1 ~儲かる株を選ぶ3つの方法
こんにちは、master_kです。
これから、何回かに分けて日本株の選び方を書いていこうと思います。
その前に、 インデックス投資家である私が、日本株だけは個別銘柄を買う理由をお話しします。
理由は単純で、日本株のインデックスとして最も一般的なTOPIXで、ここ30年間、ほとんど上昇していないからです。
下図は1980年から2018年までのTOPIXの値を示しています。
1985年ごろから現在までほとんど数字が伸びていないことがわかると思います。
海外株式のインデックスだけでも、運用としては悪くないのですが、
日本に住んで生活している分、日本の企業の情報を得やすいので、「この会社の株を買えば儲かる!」と気づくことがあります。
そのため、海外より平均的な運用成果は劣ると思いつつも、日本の個別株を買っています。
株の選び方第一回目の今回は、私が株を選ぶ3つのパターンを紹介します。
(補足すると、このパターンに基づいて株を買っていたわけではなく、投資手法を紹介するにあたり、整理してみると3つのパターンに分類出来るということに改めて気づきました。こういう気付きも、情報を発信することのメリットですね)
①経営、財務指標で選ぶ
これは今さら、説明するまでもないですが、「利益率が高い」、「売上高が年々伸びている」、「借金が少ない」、「PERが低い」などの指標で有望な会社を選ぶ方法です。このブログ以外でもいくらでも解説しているので、ここでは詳しい説明は割愛します。
この方法は基本中の基本ですが、当然、他の投資家もこの指標を見ているわけですから、そう簡単に儲かる会社は見つかりません。
②未来思考で選ぶ
これは、未来を予測して、投資する業種や分野を決める方法です。
株を買うだけでなく、基本はバイ&ホールドの私が、「これからこの業界は、儲からなくなるので、株を売ろう」と決める時にも使います。
この方法も多くの人がやっていると思いますが、皆さんと少し違うところがあるので紹介します。
違うところというのは、「逆転の発想」です。普通、未来を予測する場合、1年後にはこうなる、5年後にはこうなる・・・という風に「現在を基準」に積み上げ式で考えていくことが多いかと思います。
もちろん、私もその方法で考えることもあります。
「逆転の発想」とは、未来のある時点で「こんな商品があって当然だ」、「こんな技術があって当然だ」、「現代では省くことが出来ないコストや時間、手間はかからなくて当然だ」と考えて、想像することを指しています。
この発想で株式を選ぶところまで具体的に説明するのは話が長くなりますので、別途説明することにします。
③"スゴイ"で選ぶ
これは言うは易し、行うは難し、です。
"スゴイ"というのは他社、または他者にはマネできない商品や、技術のことです。
企業が儲ける源泉は、この「他社が真似できない商品を作る」ことにあります。
この"スゴイ"に気づくのはとても難しいです。
ある人は「ひらめき」だったり、ある人はその分野に「専門知識」や「豊富な知識」を持っていることで気づいたりします。
私の場合は、仕事で化学系の研究を行っているので、それに関連する分野で気付くことがあります。また趣味に関連する分野でも"スゴイ"と思う会社に投資することがあります。
これも具体例については、また別途書くことにします。
いかがでしたでしょうか。①については一般的ですが、②と③については、一体どうやって会社を選ぶんだ?と思われたかもしれません。
興味を持っていただけたら、この続きを読んでいただけると幸いです。
M.F.Y