想定株価を基にポートフォリオを整理した
こんにちは、master_kです。
今回は想定株価を基にポートフォリオを整理しました。
想定株価はPER×EPSで算出できますが、これまで算出前提の詳細を知らなかったので、まったく使ってきませんでした。
※PER...株価収益率。EPSの何倍の株価になっているかを示す。
※EPS...一株当たり純利益
で。今回は、たりたり社長(機関投資家)に算出前提を教えてもらったので早速使用しました。
1年後の想定株価の算出前提は以下になります。
PER...直近10年の推移をベースに、起こりうるリスク(例えば戦争、たとえば関税紛争)を基にレンジを想定する。
EPS...2年後のEPSを予測して使用する。2年後にする理由は、株価は通常、1年後の業績までは織り込んでいるという前提のため。したがって1年後の想定株価は2年後を使う。
ここで、EPSはピンポイントの数値でPERはレンジで出していることに注意して下さい。
なぜなら、将来のEPSはただ一点の数値ですが、PERは市場の評価なのでレンジを持つからです。
まぁ、結局のところEPSの予測が難しいので、どちらに幅を持たせても結論はあまりかわらないのですが、、、そこは「原理」ということで。
(私自身は納得してます)
さて、私は既に40以上の銘柄を保有しており、値動きのチェックや決算の確認が追いつかない状況です。
また、過度に分散するとパフォーマンスが落ちるため、私の資産クラスなら、もっと集中してもいいかなと、考えて今回整理することにしました。
で、まずPERのレンジを決めるのですが、、、ですが!
残念ながら過去10年の推移を無料で確認できるサービスはありません(そこまでしつこく探してませんが、多分ないです)
というわけでマネックス証券の銘柄スカウターの直近3年の推移で代用します。
著しく高い期間はピークカットして、保守的なレンジにしました。
これは例ですが、中央自動車工業だと、8〜11倍って感じですね。
次にEPS。これは実に難しい。
会社の業績がどのように推移するのかって、いろんな要素がありますからね。
本当はここに脳味噌を使うのでしょうが、とりあえず5年間の推移と、これまでの経験をもとに(大雑把)、適当にEPSを予測します。
あ、適当ってアバウトって意味ではなくて、最適という意味ですよ。私なりに。
で、これらを表にしてみました。
そうすると、(あくまで私予測による)1年後の想定株価を超えている銘柄や、上限側の銘柄が5銘柄出てきました。
ん〜、これまでは営業利益率や、その伸びを見てきましたが、想定株価には純利益が効いてくるので、なかなか自分が思っていた感じとは異なる結果になったんですよねぇ。
想定株価なのに、想定と異なる、、とはむつかしぃ。
しかし、まぁ、銘柄の整理をしたいわけですから、ココは全部売ってしまうことにしました。
以下は売却額と仕込み額()です。
タケエイ 1292円(820円)
第一稀元素 890円(815円)
オリジナル設計 960円(854円)
テセック 1193円(990円)
東京精密 4185円(2880円)
これが吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、ずっとモヤモヤしてた銘柄整理は進んだのでヨシとします!
それでは、今回の記事は以上です。